「酪農とソーラーシェアリングの相乗効果」について共同研究スタート ~放牧業の新たな形を目指して~

 


2025年4月22日
株式会社みらい地域

 

酪農学園大学、株式会社みらい地域、GPSSホールディングス株式会社は、放牧地でのソーラーシェアリング事業に関する共同研究を行うことで合意しました。みらい地域とGPSSが北海道で設置中のソーラーシェアリング事業地(2025年9月運転開始予定)で放牧される牛を対象に、発電設備が牛の採食量やアニマルウェルフェアなどに与える効果を明らかにするのが目的です。

研究を実施するのは、北海道鹿部町にある松田牧場放牧地です。みらい地域とGPSSは放牧地全体のうち8ヘクタールに発電所を設置する計画。パネルの下で放牧することによって、対象となる30~40頭の牛にどのような影響が及ぶのかを実地研究します。

太陽光パネルが夏の強烈な日差しを遮ることで牛の健康にプラスの効果を及ぼすことが期待できる一方で、牛や農地へ悪影響が生じないかもチェックし、発生した場合はその対策と経過観察を行います。本研究に参加する三者は、酪農と発電の相乗効果で酪農業の持続可能性を高めるとともに、放牧地に新たな価値を生み出すことを目指します。

参考: 放牧地での太陽光発電所

 

■研究責任者
①酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 教授 中辻浩喜
②株式会社みらい地域 代表取締役 佐藤 雄一
③GPSSホールディングス株式会社 プロジェクト推進グループ 小峰 康裕

■各組織概要
【酪農学園大学】
設立:1960年
代表者:学長 岩野英知
所在地:北海道江別市文京台緑町582番地
事業内容:教育・研究活動[酪農から農業や食品、獣医、自然環境まで学びの分野が広がり、農食環境学群と獣医学群の2学群、循環農学類・食と健康学類・環境共生学類・農環境情報学類(2026年4月開設)・獣医学類・獣医保健看護学類の5(6)学類で構成]
URL:https://www.rakuno.ac.jp/
研究での役割:研究計画・データ収集・解析

【株式会社みらい地域】
設立:2017年
所在地:岩手県岩手郡雫石町長山狐森57 番地3
事業内容:農業
URL:https://miraichiiki.jp/
研究での役割:研究方針の決定・研究計画・全体取りまとめ

【GPSSホールディングス株式会社】
設立:2012年
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 目﨑 雅昭
所在地:東京都港区芝二丁目5番10号芝公園NDビル6階
事業内容:再生可能エネルギー関連事業
URL:https://gpssgroup.jp/
研究での役割:太陽光発電事業の観点から情報提供

■報道機関からのお問い合わせ先
酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 教授 中辻浩喜
Tel:011-388-4827
Mail:nakahiro@rakuno.ac.jp

GPSSホールディングス株式会社 広報室
Mail: pr@gpss.jp
※株式会社みらい地域へも上記メールアドレスへお問い合わせください。